桜の咲き始め
もう7年くらい前のことになります。
当時死を前に必死に闘っていた弟と朝早くに起き
三好池一周の散歩をしていました。
それは冬の終わりから始まり春先で終わってしまいました。
その時二人で歩きながら50代後半になった私は気づいたんです。
池の周囲にある沢山の桜の木の若く幹も細く頼りなげな桜から
咲き始め、大きな木々に暫く有って沢山の花を咲かせ始めます。
こんな事私以外の皆が知っている事かも知れませんが、この時
私は生きる力若い木々の力、巨木の沢山の花を咲かせる力。
人間も植物も生きてる形は違っても通ずる物を感じた物です。
中でも沢山の花を身にまとう桜は良いですね。私もこうでなきゃ
いけないのに丸裸の巨木の感じがします。
もうすぐ若いやつから先に咲き始め後に真打ち登場の
花の宴の始まりです。
毎年この時期になると弟と二人で歩いたあの頃を思い出します。
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